【県内唯一のモデル処分場】の実績(平成14年2月~平成29年2月)

群馬県では、第五次群馬県産業廃棄物処理計画(計画年度:平成8~12年度)に基づき、逼迫度が強い産業廃棄物最終処分場を確保するために策定した「産業廃棄物処理施設確保計画」において「モデル研究事業制度」を創設し推進してきました。
【モデル研究事業制度】は、民間業者の確実な施設設置計画に対して、県有地の貸与・県による地元調整・周辺施設の整備に対する助成等、県が積極的に支援するとともに、施設の設置及び運営が適正に行われるよう県が指導監督することにより、住民にとって安全で安心できる施設の確保を図ろうとするものです。

当社は平成14年1月31日に群馬県下唯一の【モデル事業者】として認定され、以降桐生市新里町関地区内にて安定型処分場でありながらも遮水構造を有するベントナイト混合土を用いたモデル処分場を運営してまいりました。 (平成29年2月、当該処分場の埋立処分終了)

【新処分場】ではベントナイト砕石100%によるNB工法を採用

●ベントナイトとは
ベントナイトとは、モンモリロナイトを主成分とする粘土の総称で、層状のフィロケイ酸アルミニウムを多く含むため、吸水性とイオン交換性が高く、 乾燥重量の数倍に及ぶ吸水により膨潤し、固形状態では不透水性です。また水懸濁液は安定なコロイドを形成し、高い粘性を示します。

紀元前3,000年に建てられたZiggurat(ジッグラト)、同2,600年前後に建てられたピラミッド等、古代に見る5,000年の時を経た粘度系素材の耐久性は言うまでもありません。

●NB工法(ナチュラル・ブランケット工法)とは
ベントナイト鉱山から採掘された100%の原石を粗砕し、粒径26.5mm以下かつ適正な含水比にすることで、高い圧密性能とともに良好な施工性、抜群な遮水性を確保。 高い遮水性能と均質な品質により最終処分場、放射能汚染隔離層などに適用できる信頼性の高い工法です。

このたびオープン致しました安定型処分場では、このNB工法を採用し、地域の皆様により安心していただける最終処分場として、「法令順守」と「地域社会の共生」を常に念頭に置いた企業活動を推進してまいります。

2020年6月29日

2020年8月26日

2020年10月27日

2021年1月15日

2021年2月23日

2021年5月25日

【処分場全景】